2016年5月13日金曜日

最強の勉強スタイル”自勉”

いろんな勉強法がある中でも、やはり最強なのは自勉です。
これは間違いありません。

自勉とは文字通り「自分で勉強すること」です。
いやいや、そんなの頭の良い人たちだからできることでしょう、と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、そんな風に考えるからあなたは成績が伸びないのです。
まずは考え方を変えないといけない。

そもそも頭が良いとか悪いとかっていうのは、どういうことなのでしょうか。
人間は皆、140億個の脳神経細胞を持ち、1.25TB(テラバイト)の記憶容量を持っています。
勿論、脳に障害をお持ちの方や、通常よりも活性化する脳の構造をお持ちの方についてはその限りではありません。
でも、脳の性能自体は基本個人差はないのです。

ではなぜ成績の差が生まれるのかというと、脳の使い方が勉強という目的に適しているかどうか、という点に原因があります。
どんなに高性能な脳を持っていても、うまく使えるかどうかで、そこから引き出せる価値も変わってくるのです。

例えば「頭が良い」と言われている人たちは、自分で勉強するのが一番良いに決まっている、と言うでしょう。
わざわざ月々何万円も払って塾にやってもらわなくても、学校をうまく活用できさえすればなんとかなるという発想なのです。
そんなお金があったら自分の好きな服を買った方が良いとか、遊びに回したいと思うはずです。
だから自分で勉強した方が 気楽だと。

それに塾や家庭教師は時間に制約を受けるのが面倒です。
この曜日のこの時間に何を勉強しないといけないのか、それを決められると、予定をずらしにくくなってしまう。
急に遊びに誘われても「その日は塾が、、、」となるわけですが、要領の良い人は「いくいく!」と答えて、そこでするはずだった勉強は別の日に確実に消化する、とするわけです。

じゃあなぜ「自分は頭悪いし」とか「そんなん自分にできるわけないじゃん」と思ってしまうかというと、自己評価がそうだからです。
そしてそれゆえに、本当に自己評価通りの結果を出してしまって「ほ〜らね、やっぱり自分はこんなもんよ」と思い、そのスパイラルを繰り返すことで他の発想ができなくなってしまうんですね。

ただ、これはある意味で「思考の慣れ」の問題です。
なので、まずはここから抜け出さないといけない。

抜け出すにはどうすればいいのかというと、先ほどお話した「人間レベル」までさかのぼって自分の評価を下し直すのが早いです。
この「私という個人」を◯◯県民→日本人→アジア人→地球人→人間という風に抽象レベルを上げていくことを抽象化と言いますが、自分を客観的に見られるレベルまで抽象化して冷静に考えれば、自分にそれができない理由はない、と気づきやすくなります。

自分が「あいつは頭が良い」と思っている相手と、本来同じ脳構造をしているのなら、自分も同じことができて当たり前だと考えてください。
そして、できるはずなのにできていないのはなぜか、と考えるのです。
すると、自分の思い込みを生じさせているのは、これまでの過去だと思い当たります。
つまり、過去をなかったことにして、今のこの瞬間から新しい生き方に変えれば良いんだという、解決策に行き着けるはずなのです。

できればこの考え方が、単なる頭の中だけの納得ではなく、腑に落ちるところまでいくとなお良いです。
そうなるまでには時間がかかりますが、「自分はできるし、できないわけがない。できていない今の方がおかしい、だから本来の自分に戻らなくちゃ。」と思い続けるのです。

すると、だんだん成績の悪い今の現状に不満が出てくるはずです。

自己評価を切り替える瞬間には、必ずある種の自己否定が生じます。
それは正常に切り替わろうとしている証拠です。
今の自分ではダメだと思うから人は頑張るんであって、こうなれたら良いな〜なんて気持ちではなかなか気合が入らないものです。

そして、実際そういう心意気になった自分からもう一度同じ質問に答えてみてください。
「自分で勉強する方が気楽ではありませんか?」
答えはYESになるはずです。

誰も何かに束縛されたくない。
塾や家庭教師に依存して、ダラダラと勉強した先に幸せがあるなんて思ってない。
ただ、今自分の成績がこんなに悪いのだから、自分が何かを望めるわけがないのだ、という諦めがあったのではないでしょうか。
でもそれは違うということにもお気づきだと思います。
成績が悪いのが問題だったのではなく、それを理由に諦めて他の方法を模索しないことこそが本当の問題だったということです。

その発想まで追いついていただけると、自分で勉強するのが最強の勉強スタンスであることも納得いただけると思います。
あとは具体的にどんな風に勉強していけば自勉が成り立つのかを知りたいはずです。
そして、それをお教えするのが私の役目です。

自分で勉強できるようになれば、余計なお金を塾や家庭教師に投資しなくても済む。
そういったお金は服や布団や家具や身だしなみに使う方が、はるかに自尊心を高めてくれます。
英会話を習っても良いし、実際に海外に行かれても良いし、海外じゃなくても旅行でいろんなものを観に行った方が、記憶にも残るし生き方が豊かになりますよね。
勉強そのものにお金を使うよりも、それ以外の自分の興味関心のあることに使う方が、遠回りに見えて実はダイレクトに自己評価を上げることに働いて、成績を押し上げてくれるのです。

以上により、自分で勉強するのが最強の勉強法だと私は考えます。
まとまり悪いですが、証明終わります(笑)

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