2014年1月14日火曜日

【価値観を超越する】


『自分を変える必要はありません。自分を超えればいいのです。』
安東正治
 


無自覚というのが一番恐い。
先日そういう話をしました。
自覚はストレスフルだから誰もが避けたがるんですが、
 でも自覚(自我に目覚める)をしないと
 結局何も変えられないのです。
 頑張っても頑張っても変わらない。
 相当キツイです、この状況(汗)



 目の前で起こる全ての事象に
 全責任を負う意識が持てて初めて、
 自覚ができます。
 イイ事も悪いことも
 自分のアクションの結果だと思えれば、
 そのプロセスを分析することで
 事象そのものが
 コントロールできるようになってくるんです。


 でもさらに自分を超えたところに
 発想レベルを持って来たければ、
 自分の価値観を超越する必要があります。


 もっと熱く、もっと冷静に!
 もっと細かく、もっと大胆に!
 自分にこだわるな、もっと自分らしく!
 こういったアンヴィヴァレンツを
 最高のバランスで保つ練習をするんです。
 ここに強烈なイメージ・インパクトと
 エフィカシーの注入が伴えば、
 行動を通して
 結果が目に見えて変わってきます。


 もっともっと上へ!
 もっともっともっと!
 矛盾とか混乱とかショックとか、
 そういったもの全てを超越しましょう!


2014年1月11日土曜日

【人の目を気にしてみる】

 

『 どうすればその建物を多くの人に使ってもらえるか、その方法を調査し、設計図に落とし込むのです。 地形や地質、人口や交通量などを綿密に調査・分析したうえで、そこから判明したデータを元に“線”を使って生活環境や人の流れをビジュアル化するのです。そうすることで、建物のデザインが周辺環境に自然と溶け込むのです。』
ザハ・ハディト


今日の朝『王様のブランチ』という番組で、
どなたかの小説が紹介されていました。
題名忘れちゃいましたが(^^;


その小説の主人公はかなり自意識過剰で、
人の目を極度に気にする性格だそうで、
その性格ゆえに
ドラマチックな展開が次々と起こるとの説明でした。
 

 私もある時期から、
あえて人の目を気にして生きてみることにしました。
「人の目なんか一々気にしてっからダメなんだよ」
と友人と意見が割れてケンカした記憶がありますが(笑)

 しかし私の考えは間違っていなかったと今は思います。

 私たちは他人の評価の中で関係性を築きます。
相手がどう自分を見るかで、
相手が私にどうアクションを起こすかを決めるわけです。
それは私のアクションに対するリアクションとも言えます。
そして、アクションとは行動のことですから、
どんな服を着るか、
どんなトーンで話をするか、
どんな姿勢で歩くかなどの全てが
相手からのレスポンスを決める要素だ
ということに気付きました。

 それ以来私は服のセンスも一新し、
話し方も研究、
メガネからコンタクトにして、
今までやったことのないカラーリングやパーマで髪型も変え、
考え方や発想の回路まで
ほとんど全てを変えてきました。
するとやはり周囲からの評価が目に見えて変わってきたのです。

 「人は自分のことを見ていないようで、
 実は見ているのではないか」
 
 
という私の仮説はこうして証明されました。
して、そのことが今のビジネスにも活かされ始めています

 評価は自分ではなく
他人がするものだと考え方を切り替えたことで、
私の視点はガラッと変わり
行動を変える時の基準になりました。

 人は結構見ています。
他人の目をあえて気にしてみると
何かを変えるきっかけを得られるかも知れませんよ(^^)

 

2014年1月10日金曜日

【頑張らずに最高のパフォーマンスを発揮する方法】


『結果を出すには何かを犠牲にしなければならない。そう教わるかも知れない。けれど、必ずしも“犠牲”を払う必要があるだろうのだろうか?と考えて下さい。それが「やりたいこと」になってしまえば、何かを犠牲にするなんていう苦しい頑張り方をしないで済むようになります。結果を出すには苦しまなくてはならないなんてルールはないのです。』
安東正治 
 

 無自覚っていうのが
一番怖い状態だと最近思うようになりました。

 「自分は今のままで十分頑張れている。」
「自分は大丈夫だ。」...

 

 これは周囲にスコトーマ包囲網を張り巡らせている状態です。
ノイズをシャットアウトして、
現実逃避という自己満足に浸っているフェーズを意味します。
 

 しかし実際は勉強も資本主義社会も、
その本質的な共通点は“競争”なので、
相対的に優っていないと結果はアウトになってしまいます。

 昨日ふと思ったのは、
自分自身あんまり頑張ってる気はしないけれど、
現状での最高のパフォーマンスを
発揮できているという感覚でした。
頑張ってないっていうのも語弊があるんでしょうが、
精神的に追い込まれたり、
命をかけて〜!なんていう切羽詰まった頑張り方をしなくても、
やるべきことは何かを徹底的にあぶり出して、
そのやるべきことだけにフォーカスして、
その限られた機会と瞬間に
最高のパフォーマンスを当てることで、
自然に結果に直結してくれるようなのです。

 ちなみに、
やるべきことを明確にする際には自分自身のスコトーマを外し、
事象を抽象化して、
あらゆる価値観と照らし合わせながら吟味する必要があり、
そこが最も冷静さと論理的思考能力が問われる作業になります。

 また、
頑張らずに最高のパフォーマンスを発揮するには、
やるべきこととやりたいことが一致していることが望ましく、
それを中庸と言うそうなのですが、
その中庸というバランスが取れている状態が
継続されることが求められます。
この最高のバランスが保てている状況は、
実はモチベーションというヤル気では実現できにくいのです。

 現在私が塾で教えているのは、
言うなればこの
「頑張らずに最高のパフォーマンスを発揮する方法」
です。
そして、
教えていくには再現性が不可欠でした。
つまり、
私にできても、
それが才能だったり、
伝えられないものだったりすると
意味がないということです。
だからこそ、
かなり理論的な部分からアプローチしてお話ししますし、
あえて方法論にとどめて実践から学ばせることもあります。

 とにかく、
これからの当アカデミーの教育ではこの
「頑張らずに最高のパフォーマンスを発揮する方法」
を全国的に浸透させていく予定です。
 

2014年1月8日水曜日

【Today's NEWS】まさかの隠し球!? 今年はワイドスクリーン搭載iPhoneがiPhone 6とは別に発売されるかもしれません

 

『ジョブズは、常に完璧な世界の構築を求め続けた。それが、彼が理想とする美の在り方だったからだ。その意味で、ジョブズは単に美しく機能する製品群を作ったのではない。そうした製品群を世に送り出し続けられる、アップルというシステムを創造したのだ。』
大谷和利


2014.01.07 20:00 GIZMODO

あれこれ想像してる時が一番楽しいんですよね。

今年発売されるであろうiPhone 6とは別に、ワイドスクリーンを搭載した新型iPhoneが今年5月に発表されるなんて情報が飛び込んできました。

このニュースを報じた中国メディアの環球時報によると、このワイドな新型iPhoneは「iPhone 6とは別商品」になる可能性があるとか。また、同メディアはiPhone 69月に発表されるとも伝えています。

ワイドになった新型iPhone…それがiPhone 6じゃダメなの? なんて想像してしまうのは私だけではないかもしれません。しかし、本体の幅が広くなることによって使い方も変わるかもしれないので、ワイド版も意外とアリかもしれませんね。

iPhoneは製品のバリエーションを絞り、デザインや品質を忠実に磨き上げることによってそのブランドを築き上げてきましたが、今後は消費者のニーズに合わせて様々な製品がリリースされることになるのでしょうか? これからのアップルの動向が注目されそうです。



【安東の視点】

 来た!Appleの新製品!それも通常とは別路線のものらしい。楽しみすぎる!


 スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアック(兄弟ではありません)がAppleを設立したのは1976年のこと。それ以来「宇宙に凹みを入れるほどのインパクト」を目指して革新的な製品を世に送り出してきた。そのAppleが今年大きく動く。


 まず上記に挙げた新iPhoneに加え、今年9月にはiPhone6が、そして10月(年末)にはiPad Proが発表されるかも知れないとのこと!元CEOの故・ジョブズ氏の経営方針とは異なり、現CEOティム・クック氏はある程度市場に焦点を合わせた現実思考のようだが、2014年は正に、コンピュータ業界を変革し続けるDNAを失わずにいるのかどうかの真価が問われることになるだろう。


 モノづくりもそうだが、これからは全ての仕事が付加価値の時代。期待を上回る感動をどれだけお客様に与えられるかが重要だ。もちろん当アカデミーもそう。現在水面下では、より皆さんの学力を引き上げ、志望校の合格確率を倍化するサポート・プログラムの準備を進めている。隠し玉で強烈なインパクトを与え続けられる“教育界のApple”を目指し奮闘中だ。


 話が逸れたが、今は亡きジョブズ氏の影響は今なお市場に生き、私たちの生活の中で息づいている。人はかくも“生き続けられる”ものなのだ。ウォルト・ディズニーもそうだし、レイ・クロックもそう。マーク・ザッカ―バーグもそうだし、エジソンやイエス・キリストや仏陀もそうだろう。時代を超えて、世代を超えて、国境も人種も価値観の相違も超え切って全てを呑みこむ何か。そういったものを生み出す力を誰もが持っている。
 
 皆さんも是非自分の大いなる可能性に意識を向けてほしい。

2014年1月7日火曜日

【Today's NEWS】恋愛バレ、総選挙敗北、指原はHKT辞める!? 「よく当たる」栗原類タロット占い結果に戦慄

 

『絶対的な価値の基準はあくまでも、あなた自身の中にある。まずは、そのことをあなたの脳内に書き込み直す必要があります。』
苫米地英人

201416 17:57 (J-CASTニュース)
「暗すぎるイケメンモデル」としておなじみの栗原類さん(19)だが、タロット占いもよく当たると評判だ。そんな栗原さんが、HKT48の指原莉乃さんについて「2014年はヤバい1年になりそう」と占った。13年はAKBの峯岸みなみさんのスキャンダル発覚を的中させたため、今回も「その通りになるのでは」と注目が集まっている。

栗原さんが指原さんを占ったのは、1415日放送の「笑っていいとも!増刊号」(フジテレビ系)のコーナー「タロット類の館」でのことだ。指原さんが相談のため館に入ってきたのだが、占われる前から「占ってほしいけど怖いんですよね。すごいんですよね?的中率が」と怖気づいている様子だった。

相談内容は「2014年も総選挙1位行きたい。できればもっと多くのテレビに出たい」とのことだったが、上半期の運勢を見るために6枚のカードを並べた栗原さんは、「…ヤバい1年になりそうです」と忠告した。

栗原さんは13120日放送の「笑っていいとも!増刊号」でも、峯岸みなみさんが小嶋陽菜さん、高橋みなみさんとのユニット「ノースリーブス」として出演した際、「1月は停滞。私生活でちょっとした火遊びをする。小嶋さんと高橋さんも止められないようなことになる」と占っていた。これを裏付けるように、131日発売の「週刊文春」で「お泊まり愛」が報じられ、峯岸さんは研究生に降格。自ら頭を丸めて謝罪する動画が国内外で物議を醸した。

 この騒動がきっかけで「栗原類の占いが当たりすぎる」と話題になったため、今回の指原さんの占いも「当たるのではないか」と心配するファンが少なくないようだ。ネット上では「さっしー大丈夫かな?」「給料は上がらない総選挙で敗北HKT卒業かよ・・・」「莉乃ちゃん気を付けてー 今年の運勢あまりよろしくない上、男絡みとかマジ気を付けてー」など、危惧の書き込みがみられる。

 一方、指原さんはこれまで番組の企画などで悪い運勢が出ても、ふたを開けてみれば絶好調の1年だったということも多く、一部のファンの間では「占いクラッシャー」とも呼ばれている。「占いの斜め上を行く活躍を期待して…一ファンとして今年も応援するしか!」「俺らが無理やり1位にすればいいんじゃ」と気合を入れるファンもいるようだ。

【安東の視点】


 たまにはこういうホッコリしたネタも(笑)今年もおみくじを引いてきた。私の今年の運勢は最強(笑)こういう良いことは信じたくなるものだw
 

自分の運命を知りたがるのは人間としての性(さが)である。占いという理屈も根拠もない精神世界のお告げに関して、なぜか私たちは信じてしまいたくなる。類さんの占いも、その通りのことが起こって初めて神秘性を帯びた。しかし未来を言い当てるなんて本当にできるのだろうか?


科学者の中には、宇宙が生まれた瞬間から全ては決まっているのだと言う方もいる。しかし実際には無限個の変数条件が織りなす無限通りの選択肢の1つを生きているのではないだろうか。
 
 
先日はセミナーで「セレンディピティ」の話をした。運命を信じること、自分を信じること、自分に起きた全てのことを受け入れることの重要性を指摘し、説明したものだ。月並みの「運命は自分が切り拓く」ではなく、自分の望む未来を決めてから、今を生きようというメッセージである。運命は占い師に教えてもらうのではなく、あくまで自分で決めてしまうのが良いものを引き寄せるポイントだ。


 
 

【Today's NEWS】ブラック企業の“歪んだ論理”理不尽極まりない現状


『現実を直視することは、事態が深刻なほど辛いものです。そのため「このままでは必ず破綻しますよ」という現実的な意見よりも、来年の選挙で勝つことしか頭に浮かばない政治家が発するどうしようもなくいいかげんな楽観主義に基づいた意見の方が尊重される。対策を打ち出す時期が先延ばしにされることから、選択肢も助かるチャンスも減る一方です。』
大前研一



罵声を浴びながら働き、やがて心を病む。鬱(うつ)病となり休職しようとすると、即日解雇を言い渡される。違法な長時間労働などで若者を使いつぶす「ブラック企業」。ブラック企業とは、主にIT業界の劣悪な労働環境を指す言葉として使われていたが、今や外食、介護、保育などさまざまな業界にはびこるようになった。過剰労働で心身を病んだ若者は、不安定なアルバイトや、生活保護費の受給に頼らざるを得なくなるという「負のサイクル」も回りはじめている。そして最悪、過労死や自殺に追い込まれたケースもある。若者を取り巻く雇用環境の改善は急務だ。官民も連携して一刻も早い「ブラック企業包囲網」を敷く必要がある。

 厚生労働省は昨年から、全国一斉で無料の電話相談を受け付けたり、インターネット上の専門サイトや、セミナーを通してパワハラの予防を呼びかけたりといったブラック企業への対策を加速させている。

 各地の労働基準監督署では昨年9月以降、従業員などからの苦情や通報を端緒に、離職率が極端に高く、ブラック企業と疑われる約5千社を対象に集中的に指導監督を実施。来年度には無料の電話相談を民間に委託する形で、夜間や休日にも拡充する方針だ。

 さらに、東京、名古屋、大阪にある「わかものハローワーク」では来年度、離職しようか悩む若者の相談に職員が応じる専門窓口を常設する予定。「在職してても相談できる場所を作ることで、若者を使い捨てにするような会社への対応はもちろん、若者がささいなことで安易に会社を辞めるのを防ぐことができる」と厚労省の担当者は期待する。

 一方、民間では昨秋、労働問題に詳しい専門家らが連携して「ブラック企業対策プロジェクト」(東京都)を発足させた。ブラック企業に関する情報発信や若者へのサポートを行うのが目的で、ブラック企業の相談を受けてきた労働組合やNPO団体、弁護士らがメンバーに加わっている。
 
 
【安東の視点】
 
今日は厳しい話をしよう。セミナーを受けてくれた人はもう分かっていただけてると思うが、勉強をイヤイヤやっている人の末路がこれだ。特に目的も持たず、目標も持とうとせず、ただ不満を抱きながらも思考を停止して勉強に取り組むような頑張り方をしていても、結局はこういうことになると思ってほしい。
 
 厄介なのはこういった報道である。いかにもブラック企業が悪いかのように伝えて、若者を被害者として救済しようとする。日本は優しい国だ。だが、結局これも愚民政策の一環に過ぎない。なぜなら、弱者を救い続けたら弱者は弱者のままでいられてしまうからだ。だから彼らも努力を怠る。何度も言うが、悪いのは企業ではなくブラック企業にしか雇ってもらえないような生き方をしてきた若者の方なのだ。頑張って何かを残してきた人間はこんなところにはいない。
 
 生活保護も今後なくなるだろう。財源が限界を迎えることも要因の一つだが、なにより働かざる者に働く者が施しをするシステム自体ナンセンスだからだ。
 
 「何とかなる」それは努力する者のセリフであり、頑張りもしない者にチャンスを与えるほど社会も企業も甘くない。どんな生き方をしたいかを選択するための力は今磨くしかないのだ。

2014年1月4日土曜日

【Today's NEWS】日本人教師が宇宙へ

 

『あなたの夢を、そんなこと無理だっていう人いるでしょ。こう言い返してやりなさい。あなたには無理ね、でもわたしはできるの、あなたとわたしはちがうから、って。でも言ったからには夢をかなえなきゃいけないことも覚えておきなさいよ。でかい口たたくんだから。』
リトルミィ


全世界の民間人から選抜された総勢25名の“宇宙飛行士”たちが、2014年に宇宙飛行を行う---

 宇宙旅行のパッケージがツアー会社から販売されるようになった昨今、昔よりは宇宙が身近になったとはいえ、まだまだ高額な宇宙旅行は、一般人にとっては夢の話。しかしそんな中、民間人が宇宙飛行士として飛び立つという夢が実現しようとしている。

 ユニリーバ・ジャパンが展開する男性用化粧品ブランド「AXE(アックス)」が全世界で開催した「AXE 宇宙飛行士選抜キャンペーン」において選抜された25名の中には、日本人の名前もある。現役の高校教師である32歳の米谷貴信さんだ。

 千葉県の公立高校で主に物理を中心に教えているという米谷さん。小学生のころから宇宙に興味をもち、大学・大学院では、宇宙物理を研究していたそうで、今回、「生徒たちに、夢を持ち続けることの大切さを伝えたかった」との思いから応募したという。応募から面接選考、さらにアメリカ・フロリダ州で行われた3日間の宇宙飛行士選抜トレーニング「Global Space Camp」による最終選考を経て、見事、“宇宙飛行士ニッポン代表”として宇宙旅行への切符を手に入れた。

 念願の宇宙旅行のチャンスを手に入れた米谷さんは、「嬉しいです。誰が勝ってもおかしくないほど、レベルが高かった」と喜ぶとともに、宇宙飛行に向け、「以前、宇宙空間でニッパーが変な回り方をする映像を見て、気になっていたので、実際どうなるのか、自分の目で見てみたいと思います」と抱負を語った。

 米谷さんら25名は、これからさらに宇宙飛行士トレーニングを受け、2014年後半(予定)に、 X COR テクノロジー社が開発するサブオービダル宇宙船「Lynx」で、約50分間の宇宙飛行を体験する予定だ。



【安東の視点】


アメリカのパラゴン・スペース・デベロップメントのグループ企業「ワールドビュー」が、気球で行く宇宙旅行を2016年から開始すると公表したのが去年の10月。価格は730万円~と意外と安い。また、日本初の宇宙旅行代理店「SPACE TRAVEL」によると、旅行プランにはいくつかあり「月面旅行」は150億円、「国際宇宙ステーション78日」で50億円程度(去年の時点で)ということで、まあまあの価格だ。勿論今後価格は下がっていくと見られていて、それこそ十数年後には飛行機のファーストクラス並みの価格で宇宙旅行ができるようになるかもと噂されている。
 

 一昔前まではそれこそ夢物語だったが、アメリカのアポロ11号が月面に降り立ったのが1969年の720日。それを思うと技術はあったはずだが、なぜかそれ以来宇宙への有人飛行の話はなくなった。あれから45年の間で宇宙開発関連の技術はかなり進歩しているはずなのに、この流れは違和感が拭えない。そして今、インドや中国など各国が宇宙資源の確保に動いている。グローバルからユニヴァースへ。
 
 
 夢を描けるのは、その夢をかなえられる人だけだ、と言われる。描けること自体がポテンシャルを示しているということだろう。32歳で高校教師をしつつ夢をかなえようとしているこの方の姿は、「本当に、夢は叶えるために見るものだ」ということを教えてくれている。目標を持っても、それをかなえられる自分にならなければならないと常日頃から生徒たちに伝えているが、正にこの方はそれを体現された。
 
 
 人は夢を描き追い続ければ宇宙にも行ける。私たちも視野を拡げていこう。

2014年1月3日金曜日

【Today's NEWS】今年の国際展望


『1つだけ確かなことがある。それは、誰もが思いもかけないような変化がそこに待っているということだ。未来がどうなるか知っている人は誰もいない。しかし、何がどうなろうと、私たちに与えられた2つの選択肢は変わらない。 1つはひたすら安全のみを求める道。もう一つは将来に備えて教育を受け、自分や自分の子どもの中に眠っている「お金に関する才能」を目覚めさせる道だ。 』
シャロン・レクター

経済の再生や少数民族対策、分裂する社会観への対応…。米国、中国、ロシアなど各国の指導者にとって今年は、外交より国内の課題への注力が求められる1年となりそうだ。大統領選を控えるアフガニスタンでは米軍などの戦闘部隊撤退が年末に予定され、大きな節目を迎える。中東ではイラン核問題をめぐる展開とシリア内戦の行方が地域の政情に大きく作用しそうだ。
 

オバマ政権は昨年、内政問題にあえぎ、政治は停滞した。政権への審判が、11月の中間選挙で下される。シリアの化学兵器廃棄、イランの核開発阻止へ向けた合意は、国際政治における米国の「一極支配」がもはや影を潜め、「多極化」を強めていることの象徴であった。オバマ政権の外交政策、とりわけ中東政策に対しては「戦略、ドクトリンなき外交」という批判的な見方も根強くある。


債務危機で深刻な景気後退に陥った欧州も、昨年はユーロ圏が2四半期連続のプラス成長を記録するなど明るい兆しをみせた。欧州連合(EU)は昨年、危機再発防止策の「銀行同盟」創設に道筋をつけ、今年は実行段階に入る。一段の政治・経済統合に踏み出すかが注目されるが、5月の欧州議会選挙では反EU勢力の台頭が懸念され、各国の内向き傾向が強まる恐れもある。


中国の習近平国家主席は不安定要素を抱えたまま2014年を迎えた。共産党機関紙、人民日報は現状について、「国内的には改革の難題克服のカギとなる時期に直面し、国際的には多様で複雑な局面に直面している」と指摘している。習氏は就任以来、官僚腐敗、貧富の格差に憤る国民に改善をアピールしてきた。しかし近年、多くの陳情者が北京に集結し、空港で手製爆弾を爆発させる事件も起きた。新疆ウイグル自治区での衝突も頻発しており、批判をかわし切れていないのが実情だ。言論の統制や少数民族に対する規制をさらに強めれば、国民の不満が増幅する危険がある。その場合、習政権はガス抜きとして、対日強硬姿勢をさらに強めてくる恐れがある。


核兵器開発疑惑をめぐるイランと米欧など6カ国の協議は今年が正念場だ。昨年11月に合意した6カ月の「第1段階」措置にはイランのウラン濃縮活動制限などが盛り込まれたが、実質的には核開発レベルの「現状維持」を図ったものだ。核兵器開発用の爆薬実験が行われた疑いがあるパルチン軍事施設への査察受け入れなど、交渉は難航が避けられず、包括的な合意に結びつくかは不透明だ。


内戦下のシリアではアサド政権、反体制派とも軍事的な決定打を欠くほか、政治解決の機運も見えておらず、激しい戦闘が続く公算が大きい。難民問題の深刻化は必至で欧州などへの不法移民増加も予想される。クーデターでモルシー政権が倒れたエジプトでは、今年前半にも大統領選が行われる。同国では政変後、治安機関の権限が強大化しており、権威主義体制への回帰が進む恐れもある。


アジアでは、アフガニスタンが節目の年を迎える。4月にカルザイ大統領の後任を選ぶ選挙が行われ、国際治安支援部隊(ISAF)が年末までにアフガンから撤退する。インドネシアでも7月に大統領選が行われ、インドとバングラデシュでは総選挙が予定される。反政府運動で混乱するタイでは、政府側が2月2日の総選挙実施を目指し、準備を進めている。


民主化が進むミャンマーは、初めて東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国を務める。また、昨年末に側近の処刑を断行した北朝鮮の金正恩体制の動向も注目される。


ロシアでは2月7日、南部ソチで同国初の冬季五輪が開幕する。ソチに隣接する地方でイスラム過激派のテロが頻発、人権問題をめぐって欧米諸国の風当たりも強まる中、プーチン政権が威信をかけた五輪を円滑に運営できるかが焦点だ。




【安東の視点】

 日本でも2月には都知事選があり、安部政権も他国との複雑な社会情勢に立ち向かっていくことになる。あまり世界に目を向ける機会はないが、確実に世界は動いており、その影響を間違いなく日本は受けることになる。国際感覚とは大げさだが、しっかり国外にも意識を持っておこう。
 
 日本という国は小さな島国だ。その一国内で物事が完結することは、まずない。世界は今国境を超えた繋がりをもって生きている。視点を狭く持てば、目の前に突然起こるように視えることに翻弄される。しかし、繋がりを意識して広く視野を持てれば、これからどんなことが起きそうかを感ずくこともあるかも知れない。
 
 グローバル・スタンダードが求められるこれからの社会で、是非今から少しずつでも国際感覚を養っていってほしい。