これは「自己懐疑のススメ」と思って下さい。
哲学において自己懐疑で有名なのは
デカルトの『方法序説』でしょう。
どんなに周囲のものを疑っても
それらを疑う自分自身だけは
どうしても疑いきれないという話です。
もし、自己懐疑が創造的でなかったら、
もっと分かりやすく言うと、
もし自己懐疑を思いつきでやったら、
どんどん自己否定の方向に落ちて行きます。
これは危険です。
自己懐疑とは自己否定でありません。
成長するために
「どこに伸びしろがあるか」
ということを考え続けることです。
本当に今の自分が限界か?
もっとレベルアップできるんじゃないのか?
本当にこの方法がベストか?
もっと効率的な方法があるんじゃないのか?
ずーっと考え続けるのです。
ただし、代案が生まれるまでは
現状の方法を継続させておくことが重要です。
立ち止まって考えていたら
時間がいくらあっても足りません。
一方で考えることをせずに
ひたすら今の方法にしがみついて
走り続けることもリスクです。
走りながら自己の現状を把握し、
これが本当に限界なのか??
と自己に問いかけながら、
さらなる成長の余地を探ります。
これが創造的自己懐疑です。
自己破壊は自己懐疑の結果
どうしても必要な場合に行うものです。
今の自分をいったん壊して
ゼロベースで考える段階は
必ず訪れます。
私も以前自分のファッションセンスを
どうしても改革したくて、
周囲に心配されるくらいに
服装がすごいことになったことが
ありました。
それでもめげずに、
色々と研究と実践を続けているうちに、
「オシャレさん」と呼ばれるまでになりました。
今では「お仕事はアパレルですか?」
と聞かれるのが一番嬉しいです。
ただし、自己懐疑や自己破壊は
まかり間違うと自己否定に陥り、
目的とは違う方に向かってしまうことがあります。
ある意味では確かに自己否定なのですが、
決してネガティブな意味でとらえないで下さい。
あくまでも今以上になるための
採るべき手段の一つです。
そして、自己懐疑や自己破壊は
自己肯定感がある程度高くなっていないと
どうしても自己否定に流されます。
その点も注意して下さい。
少し難しく感じたかも知れませんが、
要は今の自分が本当にMAXか?
ということを
常に自分に問いかけてほしいのです。
あなたはまだまだ力の半分も出してない。
そろそろ本気を出してもいいはずです。
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