2015年6月15日月曜日

大事なのは「外」の世界

塾をやめれば成績アップ!
と謳っていながら、
なかなか外看板を変えられない私です。
まだ「新しい学習塾ブレイクスルー・アカデミー」
となっていました。
すみません(汗)


どんなに教室の中が立派でも
外にさらされている看板が
魅力のないものなら残念ですよね。


大事なのはやはり「どう見えるか」
という「外側」の部分なのです。


少し視点を変えてみましょう。


例えば、日本史を勉強するとします。
世界史でもいいです。
日本で何があった、世界で何があった、
ということを私たちは皆
教科書で勉強し知ることになります。


しかしです。
教科書の記述がどこまで正しいと
言えるのでしょうか。


以前は聖徳太子と書かれていた人物は
今や厩戸皇子と書かれています。
聖徳太子はそもそも存在しなかった
架空の人物でした。


他にも肖像画の数点に
教科書的に変更が施されています。


歴史は更新されるものです。
世界最古の人類は
以前はアウストラロ=ピテクスでしたが、
今では300万年ほど遡り
テヘラントロプス=チャデンシスとされています。


教科書では大抵
「こういうことが“ありました”」と
事実体で書かれていますが、
それが時を経るにつれて
間違いでした!
ということになるわけです。


先日の従軍慰安婦問題もそうです。
朝日新聞の記事から始まったこの問題は
実は朝日のねつ造でした!
というまさかの結末を迎えてしまいました。


信長を伐ったのは明智光秀ではなく
もしかしたら豊臣秀吉かも
知れません。


ユダヤ人の大虐殺を行ったとされるヒトラーは
実はペスト拡大を阻止するために
アウシュビッツ収容所にユダヤ人を集め
殺さざるを得なかったのかも知れません。


飛鳥時代にいた蘇我氏は
実はローマからの渡来人で
キリスト教を広めようとして
仏教派の聖徳太子たちに
消されたのかも知れません。


これは教科書ではない市販本に書かれた
もう一つの仮説です。
しかし、可能性が0とは言えないものばかり。


教科書で習ったことは
正しいと思ってしまうし、
そう書かないと丸はもらえません。
学校や塾とは「正解」を教えるところではありません。
現時点での知識を覚えさせるところです。


もっと言えば、教科書は綿密な計画の下作られますので、
作られた時点それらの情報自体が
もう2年近く旧いものとなっています。
つまり最新情報ですらありません。


その意識がどこまで持てるかです。


重要なのは、
今教えられていることが
「正しい」とは限らないという点です。


かつてはみんな地球を中心に
宇宙が回っていたと思っていました。
それが常識だったのです。
「いや、地球回ってますよ」と言った
ガリレオ=ガリレイは裁判にかけられました。
今から考えれば「え!?」って話です。


しかし、教科書だけで、テキストだけで、
学校や塾だけで勉強している人は
果たしてどっち側の人間でしょうか。


私たちは一刻も早く、
教科書の「外」の知識を
吸収していく必要があります。
将来使うかどうか分からないものよりも
確実に目の前の問題を解決するために
必要なことを学ぶべきなのです。


そのためにも、
無目的で我武者らな勉強漬けにならず、
この先の武器となるように
今の勉強に取り組んでほしいと願います。

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