2015年6月11日木曜日

人は思い込みを棄てられない

題名の通りです。
人は自分の思い込みを
思い込みと気付いてもなお
棄てられないものです。


そして、その棄てられない
思い込みによって
大いに縛られ遠回りを強いられます。


それでも棄てられないのが
思い込みの恐いところでしょう。


たとえば六曜というのがあります。
大安、仏滅、赤口、友引、先負、先勝。
大安は縁起のイイ日で、
仏滅は縁起の悪い日と思っている方も
多いのではないでしょうか。


また行事やお祝い事などは
六曜を活用して日取りを決めている方も
多いのが事実でしょう。


しかし、実際には占いと一緒で
六曜自体には何の根拠もありません。
解釈の問題に過ぎないことを
習慣化されているが故に
気にしてしまうのです。


仏滅は文字が悪いために
不吉な日とされていますが、
もとは物滅という文字であり、
物が滅し新しいものに生まれ変わる意から
何かを始めるには
大安よりも適しているとも言えますし、
何より仏がいなく(滅してい)ても
大丈夫なくらいイイ日、
とする説もあるのです。


そもそも六曜自体は
仏教とは関係ないものですから
「仏滅」という文字を当てるのも
誤解のもとですね。


バレンタインにチョコをあげるのも、
もとは明治製菓が仕掛けた
商業戦略でしたし、
1日3食という生活習慣も
エジソンが自社で開発した電子レンジを
普及させるために提唱したものでした。


つまり、今の日本の習慣には
その背景に企業の利益追求が
ある場合も多々あるのです。


宗教も思い込みですし、
結構今の自分の生活リズムを
形成するのに活用している指標は
根拠のない情報操作や
単なる思い込みだったりするわけです。


勉強とはこういうものだ、
こうやってやらないと覚えられない、
自分は物覚えが悪い、
60点くらいが自分らしい点数だ、
などなど。


こういった思い込みを
一切除外して自分の純粋な考えを
しっかりと意識してみて下さい。


ゼロベースでモノを考えたときに
初めて自分の置かれた状況や
すべきことが見えてくるものです。

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