2015年6月23日火曜日

天才たちのバトン

最近アインシュタインの特殊相対性理論
および一般相対性理論を勉強しています。


おそらく読者のみなさんも
アインシュタインの名前はご存知かと思います。


ではポアンカレはご存知でしょうか?


アンリ・ポアンカレは位相幾何学の分野で有名な
数学者の一人で、
懸賞問題にまでなった超難問「ポアンカレ予想」
の発案者でもあります。


彼も実は相対性理論を発表しているのです。
それもアインシュタインとは全く別に、
ほんの1〜2週間遅れというタイミングでした。
そのせいでか分かりませんが、
アインシュタインは有名になり、
ポアンカレは数学好きやその専門の人にしか
知られない人になっています。


ガリレオ・ガリレイは地動説で有名ですが、
この人は観察によって証明したのであって、
もともとはコペルニクスという人が
提唱した概念でした。


電球を発明したとされるエジソンですが、
彼は直流をメインに考えていた人です。
では今一般家庭でもおなじみの
交流を発案したのは誰だったのか。
それはニコラ・テスラです。


エジソンの下で働いていたテスラでしたが、
エジソンと袂を分かつことになったおかげで
歴史の表舞台から消えてしまった人材です。
しかし彼はエジソンに匹敵するほどの
大天才でもありました。


先に挙げたアインシュタインも、
自分一人の力で相対性理論を確立できたわけではありません。
エネルギー量子仮説を提唱したプランクや、
相対性原理を編み出したガリレイ、
ブラウン運動を研究したブラウンなど、
彼の前にも多くの天才たちがいたのです。


有名無名様々な天才たちが
今の私たちの便利で豊な生活を
実現してくれたのです。


今習っている数学も、
確かに将来使うことはほとんどないけれど、
あんなに複雑な問題を
こんなにあっさりとした公式で
解いてしまえるなんて
なんだかすごいと思いませんか?


三平方なんて覚えるのは楽ですが、
あんな綺麗な公式を発見したピタゴラスは
どれだけの天才だったのでしょうか。


私たちが日頃触れている主要5教科の中に
実は天才たちの英知が詰まっており、
人生を掛けた壮大なストーリーが
込められているのです。


単に覚える対象としてではなく、
それを編み出した彼らの人生に思いを寄せると
生きた情報に思えてくるかも知れません。


あ〜そう考えると面白いな!
と思ってくれたら、
きっと覚えることそのものが
今よりもっと楽になるし、
なにより楽しいものになるはずです。

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