よく考えてみたら「全然ダメじゃん!」
っていうものがありますよね。
今日はそんな言葉を考えてみましょう。
例えば「塵も積もれば山となる」。
どんなに小さなものでも、
それがたくさん集まれば
目に見えるほどの変化になる、
というものです。
このフレーズの例が「塵」なので、
私はついついツッコミたくなるのですが、
塵はどんなに積もっても塵なんですよね。
塵のようなものを積もらせるよりも、
もっと大きな粒、
例えば砂とか石ころとかを
同じだけ積もらせた方が
大きな山にできるわけです。
つまり、勉強も長い時間やれば
そりゃ点数に反映されるようになるでしょうが、
問題はその質の方であって、
単位時間当たりに習得できる情報量が
なるべく多くなるように考えて
積もらせていこうぜって話なのです。
他にも気になるフレーズがあります。
それは「三人寄れば文殊の知恵」。
文殊とは知恵を司る仏様のことですが、
しかしどんな人でも3人寄れば良いかと言うと
そうではありませんよね。
集まる3人の質が問題です。
以前週刊少年ジャンプに掲載されていた
『ヒカルの碁』でこういうセリフがありました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
等しく才のある天才が
二人必要なんじゃよ。
神の一手に近づくにはのう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
つまり、同じ思考水準で議論するから、
その三人の相乗効果で凄いアイデアが生まれるんだ、
というのが文殊の知恵ですよね。
文殊に張り合おうという趣旨のフレーズです。
よっぽどの人を連れてこねばですね。
そんな深く考える必要はありませんか?
しかし昔の言葉ってありがたい割には
よく考えるとなんだかおかしい言葉って色々あります。
「ありがたいな〜」「確かに〜」と
何も考えずに鵜呑みにしていると
知らず知らずのうちに洗脳されてしまい、
発想がそれ以上に向かなくなります。
それが一番恐いなと思うのです。
有名な言葉だから正しいとは限りません。
あなたにとって役に立つのかどうかで
判断してみて下さい。
そして何かの理解のためだけではなく、
自分のブレイクスルー(限界突破)のために
上手く格言を活用していけると良いですね。
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