2014年1月4日土曜日

【Today's NEWS】日本人教師が宇宙へ

 

『あなたの夢を、そんなこと無理だっていう人いるでしょ。こう言い返してやりなさい。あなたには無理ね、でもわたしはできるの、あなたとわたしはちがうから、って。でも言ったからには夢をかなえなきゃいけないことも覚えておきなさいよ。でかい口たたくんだから。』
リトルミィ


全世界の民間人から選抜された総勢25名の“宇宙飛行士”たちが、2014年に宇宙飛行を行う---

 宇宙旅行のパッケージがツアー会社から販売されるようになった昨今、昔よりは宇宙が身近になったとはいえ、まだまだ高額な宇宙旅行は、一般人にとっては夢の話。しかしそんな中、民間人が宇宙飛行士として飛び立つという夢が実現しようとしている。

 ユニリーバ・ジャパンが展開する男性用化粧品ブランド「AXE(アックス)」が全世界で開催した「AXE 宇宙飛行士選抜キャンペーン」において選抜された25名の中には、日本人の名前もある。現役の高校教師である32歳の米谷貴信さんだ。

 千葉県の公立高校で主に物理を中心に教えているという米谷さん。小学生のころから宇宙に興味をもち、大学・大学院では、宇宙物理を研究していたそうで、今回、「生徒たちに、夢を持ち続けることの大切さを伝えたかった」との思いから応募したという。応募から面接選考、さらにアメリカ・フロリダ州で行われた3日間の宇宙飛行士選抜トレーニング「Global Space Camp」による最終選考を経て、見事、“宇宙飛行士ニッポン代表”として宇宙旅行への切符を手に入れた。

 念願の宇宙旅行のチャンスを手に入れた米谷さんは、「嬉しいです。誰が勝ってもおかしくないほど、レベルが高かった」と喜ぶとともに、宇宙飛行に向け、「以前、宇宙空間でニッパーが変な回り方をする映像を見て、気になっていたので、実際どうなるのか、自分の目で見てみたいと思います」と抱負を語った。

 米谷さんら25名は、これからさらに宇宙飛行士トレーニングを受け、2014年後半(予定)に、 X COR テクノロジー社が開発するサブオービダル宇宙船「Lynx」で、約50分間の宇宙飛行を体験する予定だ。



【安東の視点】


アメリカのパラゴン・スペース・デベロップメントのグループ企業「ワールドビュー」が、気球で行く宇宙旅行を2016年から開始すると公表したのが去年の10月。価格は730万円~と意外と安い。また、日本初の宇宙旅行代理店「SPACE TRAVEL」によると、旅行プランにはいくつかあり「月面旅行」は150億円、「国際宇宙ステーション78日」で50億円程度(去年の時点で)ということで、まあまあの価格だ。勿論今後価格は下がっていくと見られていて、それこそ十数年後には飛行機のファーストクラス並みの価格で宇宙旅行ができるようになるかもと噂されている。
 

 一昔前まではそれこそ夢物語だったが、アメリカのアポロ11号が月面に降り立ったのが1969年の720日。それを思うと技術はあったはずだが、なぜかそれ以来宇宙への有人飛行の話はなくなった。あれから45年の間で宇宙開発関連の技術はかなり進歩しているはずなのに、この流れは違和感が拭えない。そして今、インドや中国など各国が宇宙資源の確保に動いている。グローバルからユニヴァースへ。
 
 
 夢を描けるのは、その夢をかなえられる人だけだ、と言われる。描けること自体がポテンシャルを示しているということだろう。32歳で高校教師をしつつ夢をかなえようとしているこの方の姿は、「本当に、夢は叶えるために見るものだ」ということを教えてくれている。目標を持っても、それをかなえられる自分にならなければならないと常日頃から生徒たちに伝えているが、正にこの方はそれを体現された。
 
 
 人は夢を描き追い続ければ宇宙にも行ける。私たちも視野を拡げていこう。

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