2013年6月19日水曜日

信長・秀吉に学ぶ 「目標の持ち方」


『わしは竹中半兵衛重治が欲しいのではない。美濃の民を血を流させずに平定できればそれで良いのじゃ。』
織田信長


私の中でのベスト・オブ・大河はこの『秀吉』。
竹中直人が主演の秀吉を演じ、
沢口靖子がねねを、
渡哲也が織田信長を演じるという豪華キャストぶり。
それぞれが適役すぎてヤバいっす(笑)


もちろん原作、演出も相当に重要です。
どんなに重厚なキャストを揃えたところで、
世界観がお粗末であれば
残念なことになってしまいます。


そして、原作以上に、
この秀吉の半生は激動に満ちていました。


秀吉が父と慕った主君信長も、
もとは尾張という一小国の生まれ。
それが天下布武という大義に王手をかけるところまで
上り詰めました。
万民が苦しむことなく平和に暮らせる世の中を創ると、
彼は修羅のごとく生を全うします。


秀吉は百姓の出。
秀吉の父は信長の父・信秀の足軽として戦い、
戦の傷がもとで秀吉の幼い頃に亡くなりました。
秀吉自身は「いつか城持ち大名になる!」と
嘯(うそぶ)いていましたが、
その後天下人と呼ばれるようになるのは
時代すら越え誰もが知るところです。


さて、この二人に共通していたことは何だったのか。


それは大きく2つあります。
1つは「明確なビジョン」。
もう1つは「そのビジョンから決して目を離さなかったこと」です。


少し話がそれますが、
どこで聞いたか忘れましたが、ある旅人の話があります。
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ある旅人がとある作業現場に差し掛かり
3人の者に出会うというストーリーです。


その旅人は最初の者にこう尋ねます。
「あなたは何をしているのですか?」
するとその者はぶっきらぼうにこう答えました。
「見れば分かるだろ?レンガを積んでるんだ。」


そうか。


旅人は少し進むと、
もう一人の者にも同じ質問をします。
「あなたは何をしているのですか?」
するとその者はこう言いました。
「ここに教会が建つんですよ。」


へ~。


旅人はもう少し進むと、
三人目の者にも同じ質問をしました。
「あなたは何をしているのですか?」
するとその者は澄んだ目でこう言うのです。
「私はキリスト教の布教をしています。」
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全く同じ作業をしていても、
彼らのレンガの先に見えているビジョンは
まるで違っていました。
もちろん作業へのモチベーションも天と地でしょう。
そして、秀吉と信長のビジョンは
言わずもがな三人目の者の持ち方です。


何を見るのか。
それが目の前の事象の見え方を大きく左右するというのが、
旅人のストーリーからお分かりいただけると思います。
ビジョンの持ち方一つで
取り組み方そのものがガラッと変わる。
ビジョンとはつまり「目標」ですよね。
要は「目標の持ち方」という些細な要素が
勉強の取り組み方を大きく変えてしまうのです。


人はよく「現状」をベースに「将来」を模索します。
しかし、もしそんな考え方をしていたら、
百姓に生まれた秀吉が
天下人になれるわけがありません。
でも彼はなった。


彼の生き様を“運命”だと片づけてしまえばそれまでですが、
もし、何かしら私たちにも再現可能なものがあるとしたら、
それは先に挙げた「明確なビジョン」と
「そのビジョンから決して目を離さなかったこと」
なのではないでしょうか。


そうです。
発想そのものをガラッと変えれば、
得られる成果もまた
ガラッと変えてしまえるものなのです。
それも意図的に。。。


と、今日も固い感じで終わっちゃいましたね~(笑)
いかんいかん!
もうちょっとラフにいきたいもんです、次回はww

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