『未踏の領域に我先に足を踏み入れ、逆境や数々の失敗を歓迎する勇気を持つ人間だけが、みずからの手で道を拓き、手あかのついていない答えを見つけることが可能なのです。』
大前研一
今日は久しぶりに熊本城の天守閣に登ってきました。
昨日から千葉大学時代の同級生だったＯ君が
わざわざ熊本に来てくれたんで、
２日間熊本を案内させてもらったんです。
「日本は変わらなくちゃいけない。
俺は日本を変えたい。
だからキミの会社に入れてくれ。」
そう彼が言ってくれたのが先月のこと。
大事な話だからちゃんと会って話そうと誘い、
今回それが実現した形になりました。
とても嬉しいことに、
今私はあらゆることが本当に順調に進んでいます。
もちろん、順調に行かせるように意識して進めていますし、
順調ではないことは気に留めないようにしているからなのですが、
それにしても色んな事が良い方向に向かっているんです。
今回のように、
うちの会社に入りたい！と彼が申し出てくれたことは、
私にとって本当にこの上ないタイミングだったし、
私が是非来てほしいと考えている人材だったから、
なおのことこの奇跡が半端ないことだと思えたわけです。
運よく久しぶりの野望カンファレスも日程的に重なり、
私の最高の仲間もＯ君に紹介できました。
点と点が繋がるという感覚が、
物理的にも経験できた１日でした。
これは余談ですが、
彼が来た初日は本当に色々なハプニングがあったんです。
街を案内してたら突然熊本県知事と遭遇したり、
飲み会の後のラーメンではお店でちょうど取材があっていたり、
終いにはタクシーでの帰り道に衝突事故が目の前で起こったり。
日頃起こり得ないことが沢山起きたんです。
これまで私の身に起きてこなかったことが、
今年に入って特に頻発しているからでしょうか、
それに付随して他の色んな奇跡や珍しい出来事が
数珠つなぎになって
私の周りで起こるようになっている感じがあります。
離れた人同士も潜在意識で繋がっている、
という話を本で読みましたが、
おそらくこういった“事象”と言われる現象もまた、
見えない何かで繋がっているのではないでしょうか。
もちろんこれは私の感覚に過ぎませんが、
不思議なことにこういったことを信じていると
何度も再現されるから面白い（笑）
話があっちゃこっちゃしますが（笑）、
私の日頃の考え方にこういうのがあります。
「その時、自分に起こるべき最高のことが起きている。」
これは本当に人生を一変させる考え方です。
良いことも悪いことも、
そのときの私に起こるべくして起きているのだと信じきると、
全てを肯定できるようになるんです。
ネガティブになったりポジティブになったり
そういった自分の感情メカニズムとは別の回路を通すことで、
より客観的な認識ができるようになります。
曖昧な基準から離れ、
より冷静な判断が下せる、
といった感じでしょうか。
ちょっと一言で伝えるのが難しいですが。
さて、そろそろ話を戻しておくと、
昨日と今日の２日間で思った一番強い思いがあって、
それが今回のテーマである
「自分はまだまだ小さい」ということでした。
だから仲間が必要なんです、私には。
彼らに頼るわけでありません。
でも、自分には必要なんです。
そして相手にもそう思ってもらえるような自分でありたいとも思う。
世界は狭くはありません。
複雑です。
私一人の価値観で紐解けるような
そんな簡単な仕組みではないんです。
だから絶対私だけの力では足りない。
この世界を変えることが私の、
仲間たちの思いですが、
世界を“攻略する”には
自分には見えないものを見ている
別の視点や価値観が不可欠。
絶対見えてないものの方が多いんです。
だから、教えてもらわないといけない。
時には間違っているぞと指摘されることも。
もちろん、人間は感情の生き物ですし、
本当は誰にも誤りを指摘されたくはありません。
気分悪いし。
でも、この人には言われても良いって思える仲間がいれば、
もっともっと自分の足りないところを教えてくれよ！
って感じになります。
その仲間の一人の言葉ですが、
「いくつ間違えられるかがカギだと思ってた」
というものがあります。
これは勉強に関する言葉で、
受験前の彼の姿勢を言い表していました。
勉強の鉄則は「分からないことを減らす」こと。
それが全てです。
だから、自分がまだ分かっていないことを知るには、
問題をたくさん解いて“間違わなければならない”。
だって、間違って初めて
「あ、ここが足りない」と気付くんですから。
それと今の私の置かれている状況は全く同じです。
自分に間違っている点や足りない点があるのなら、
それを指摘されれば減らせるんです。
そして減らした分だけ確実に成長できる。
もちろん、相手には誤りのように見えていても、
私にとっての最善だということもあります。
そのとき仲間の言葉を参考にしつつ
自分の意志を貫くことも判断としては重要になります。
そこだけは勉強とは違うかも知れません。
勉強には答えがあるけれども、
生きることには正解がない。
あるのは自分にとっての最適解。
熊本城の天守閣から
熊本の町を眺めた時、
「俺ってまだまだ小せぇなぁ。」って気持ちと
「こっからガンガン成り上がっていくのかぁ。」と興奮する気持ちが
両方湧きあがってきました。
うん、まだまだ小さい。
でも、それは諦めじゃあない。
もちろんネガティブになってるわけでもない。
ただ、自分への戒めです。
調子に乗らずに常に冷静であるための自己認識というか。
そして明日に向けた決意の表明みたいなものです。
さて、明日もバンバン奇跡を引き寄せてくるか！
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