2014年11月12日水曜日

自分の本音に耳を傾けて下さい


自分は本当はどうしたいんだろう。
その声に耳を傾けたことはありますか。

私は最近生徒との面談をする中で、
進路を模索する際の葛藤が気になることがあります。

かく言う私も、学生の頃進路に悩み、
勉強に手が付かないことがしばしばありました。
勉強をせかす親に向かって
「どこにゴールがあるかも分からないのに、
 走りだせるわけがない」
と反発していたことを覚えています。

自分の本音に気付くってことは
実はものすごく大事なことだったりするんです。

例えば、私は以前医師を目指していました。
しかし、その後ビジネスに目覚め、
今は塾を起業し運営しています。

この時私はこう自分に問いました。
「どうして自分は医師に興味を持っていたのか」
そして、ビジネスに惹かれる自分に
「どうして自分はビジネスに惹かれるのか」
そしてさらに自分を問い詰めるわけです。
「医師とビジネスに共通するものは何か」

その時に得た結論はこうでした。
「ああ、俺って金が欲しいんだ」

身も蓋もないくらい不純な本音です。
しかし、これが紛れもない本心でした。
私はお金を稼げる何かを求めていたんです。

この後、「なぜそんなに金が欲しいのか」と
さらに奥底に踏み込んでいくことになるのですが、
そのことは割愛します。

さて、
この本音を誰に遠慮することもなく明確に認識できた時、
色んなシガラミから解放された気がしました。

多くの人は、当時の私も含めて、
ついつい理想を現実に引き寄せて
辻褄を合わせようとしてしまいます。
一種の防衛本能です。
人間として備えた重要な機能なんですが、
その隠れた機能に気付いて
見えないリミッターを外してあげねばならないのです。

そういうこともあり、
よく迷った生徒にはこう声を掛けます。
「本当はどうしたいの?」
本人が自身の本当の思いに気付かないままでは
指導も進路決定もできません。

結果だけを見て何やかやと
厳しい現実を突き付けるのは簡単ですが、
そんなことに意味はありません。
問題は自分の理想を実現するにはどうしたらいいのか。
これだけです。

皆さんの本音は何ですか?


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