2014年11月23日日曜日

平等なんてあり得ない



この世は平等ではない。
平等になることなんてあり得ません。
なのに、いや、だからこそ人は
必要以上に敏感に平等を求めるのかも知れませんね。


「平等」という言葉を誤用し「横並び」と履き違えて
色んな弊害を引き起こしている日本。
生まれた時から全てが違う人間を
「平等」という概念で「横並び」にしてみせた
その論理のすり替え洗脳は素晴らしい芸当です。


累進課税制度。
お金がある人からお金を取る。
聞けば平等に聞こえるこの制度も、
内実は単なる横並び主義です。


お金がある人はそれなりにリスクを犯し
挑戦をしてきたからこそお金がある。
適切な努力も人並み以上にした成果への対価が
お金という形になっています。
お金がない人が努力をしていないかと言われると
それは分かりませんが、
結果を出せていないのなら努力と呼べない。
努力は結果に繋がってこその努力です。


就職の学歴格差問題。
学歴フィルターやターゲティングは不平等か。
いや、やはり学生時代に努力した者が
優遇されて然るべきでしょう。
仕事の能力と学歴は直結しないのは当たり前です。
準備してきた能力の中身が違うから。
ここにも論理のすり替えがまかり通っています。


男女平等とは一体何でしょうか。
リンゴと動物を比べるようなものでしょう。
男女の違いに「平等」という概念を持ち込むこと自体
ナンセンスだと思うのは私だけでしょうか。
勝手に事態をややこしくして優劣を創り、
なくてよかった争いを引き起こしているのです。
寝た子を起こしてどうする。
お互いが尊重し合い大切にし合えたら済む話なのに、
個人の話を大衆に拡張し論議を煽り
最終的には我関せずを許さない社会問題に仕立て上げました。


この世に平等を求める限り戦争はなくなりません。
平和を求めるその思いが戦争を引き起こすのです。
平等なんてあり得ない。
まずはそこから始めませんか?

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