2013年11月11日月曜日

両目でモノを見ていますか??


『1万円しか持っていない人からすれば、20万円は高いと感じます。でも、1000万円持っている人にとっては20万円は安く感じるでしょう。感覚とはそういうものです。』
安東正治


生き物の目が2つ付いているのはなぜか知っていますか?
それは広く見るため、
そして正確な距離感を持って見るためです。


例えば草食動物の目は顔の両側についています。
両目の間が離れているのは、
肉食動物にいち早く気付くためです。


逆に人間の目は顔の前面についています。
このため両目でモノを見ると
両目の視野が統合され
より対象物を立体的に把握することができるようになっています。

http://www.youtube.com/watch?v=R_68kYtI_vY


キミは両目をしっかり使っているでしょうか。
「そんなの当たり前でしょ!」と言われそうですが、
意外とモノを立体的に視ていないことが多いようです。
言い方を変えれば「一面的に」しか見ていない、
「表面的に」しか見ていないとも言えますね。


例えば、時間の過ごし方もそうです。


毎日新しい1日が始まりますよね。
毎週新しい1週間が始まり、
毎年新しい1年が始まる。


でも、それって実は
時間が刻一刻と過ぎ去っているってことです。
全く新しいものにリセットされているのではありません。
極端な言い方をすれば
残された時間が少なくなっているということ。
仏教では
「生まれたときから死に向かっている」的な見方をするようです。
新しい日が来ることよりも
死に近づいているという発想です。


どちらかが間違っていますか?
いえ、どちらも間違ってはいません。
新しい時間に心機一転をはかるのも、
どんどんリミットまでの残りが減っていると思うのも、
同じ対象に関わる視点です。


この、両側から、もしくは別の角度から
立体的に物事を把握することを
「両目で視る」と私は表現します。


有名なのはペットボトルの話ですが、
半分しか入っていないか半分も入っているか、
感覚で全く状況把握が変わってきます。


先に挙げたお金の感覚もそう。
お金に限らず、
手元にたくさんあれば少なく見えるものも、
ほとんど手元にない時には同じ量が多く感じる。


私たちは感覚の生き物ですから、
そういった感覚を抱くことそのものは避けられません。
しかし一方で、
そういった感覚で事実が歪められるということを
意識として持っておくことは可能です。
そしてその意味は大きい。
物事の違う側面を視ることで
全く違うアプローチ方法が視えてくるからです。


何事も立体的に視る癖をつけて下さい。
勉強というテーマも別の視点で観察してみると、
実は今まで思っていたのとは違った側面が視えてきて、
ガラッと取り組み方が変わることだってあるんです。
正に私がそうでした


今まで視なかった切り口で物事を再度視る。
両目を使ってしっかり視る。
キミの世界は一気にその様相を変えるでしょう。
是非お試しください。


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