2015年2月8日日曜日

塾、やめます



塾を超えることにしました。


もう2月に入って1週間が過ぎてしまいました。
時間が過ぎるのは本当に早い。
ただ、焦る気持ちとは裏腹に、充実した日々を過ごせている感じはあるみたいです。
頭も心もぐちゃぐちゃなって愚痴っぽくなっているここ2週間ほどですが、そのおかげで次の実現すべきフェーズが見えてきました。
それは「塾」という概念を超越することです。


関係者の皆さまには大変失礼なのですが、最早学習塾という在り方そのものが時代遅れになってしまっています。
もう旧いシステムなのです。
これは日本教育そのものが大きく世界情勢から後れを取っているからというのも一因です。


2020年に大学入試センター試験を廃止して新しい制度に切り替えると言います。
もう待ったなしで変革を起こさなければ間に合わないという危機感からでしょう。
しかし残念ながら、2020年に新体制になったころには、今とは全く違った世界になっている。
技術も環境も教育も、私たちの想像をはるかに超えるスピードで変わり続けています。
そして日本は2020年の東京オリンピックに向けて大きく変わらざるを得ない。


となると、今回の教育改革は後追いで終わり、混乱を来たすだけで、また「ゆとり教育」と同じかそれ以上の格差を生むことになるでしょう。
それが狙いなのかも知れませんが。。。


とにかく、ここ数カ月の間、自習室事業にどうしてここまで自分が入れ込んでいるのか、塾運営に対する悶々とした感覚は何なのか、ずーっと考えていました。
何か直感的に気付けているはずなのですが、自身のビジョンが追いつかずにアンヴィヴァレンツになっていたのです。
そして、テーゼとアンチテーゼの狭間でぐちゃぐちゃしてたものがジンテーゼに融合されたその答えが、冒頭でお話ししている「『塾』を超えねば」に集約されています。


近く当アカデミーでも「塾」という概念を棄てようと思います。
違う新しいフレーズが浮ばないので、既存のワードの中からあてがおうと思いますが、とにかく新体制に移行します。
より今の結果を求め、より20年後に直結する教育を子どもたちに提供していきます
一人でも多くの子どもたちの気付きのきっかけになれるように学び続けます。
大げさに言えば、衝撃に備えます。


いざ、新しい時代へ。。。

Related Posts:

  • 「40人学級に戻す」への意見 35人学級を40人に戻すよう財務省要望の報道に反対意見続出「データ比較できるのか」 http://www.huffingtonpost.jp/2014/10/22/classes-size-with-35-students_n_603… Read More
  • 自分を信じるな 自分を信じると書いて「自信」となるわけですが、 私は「自分を信じること」と「自信を持つこと」は 全く別のことだと考えています。 例えば昨日の生徒対応でこんなことがありました。 ある受験生の話なのですが、 10月末のセンター模試… Read More
  • 努力をしていない人間が多すぎる 今日は色々不愉快な思いを爆発させています。 読まれた際の不快感に関しては自己責任でお願いします。 本当に昨日からむかついてます。 努力しない人が多すぎる。 そのくせ偉そうに持論を振りかざす。 クオリティが違うと意見が相容れないから… Read More
  • 財務省と文科省のどんぐり抗争 小中教員1万4000人削減求める 財政制度審 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2804D_Y3A021C1CR8000/ 本日このようなニュースが報道されました。 35人学級か40人学級か… Read More
  • 教育現場での人件費削減方針 本日こういったニュースが流れました。 「先生1.8万人減らせる」 財務省が「機械的に」試算 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141023-00000013-asahi-pol … Read More

0 コメント:

コメントを投稿