2014年8月14日木曜日

2つの回路



ここ数日刺激的な経験が続いています。



数年ぶりに県劇の舞台で歌い、
初めてバレエの観賞をしました。



新しいビジネスプランのご提案をいただき、
自習室の利用者さまもいらして、
以前塾に見学に来られた方とも再会。



かつての塾生が久しぶりに来校してくれ、
当時の杭(悔い)を抜くこともできました。



刺激は脳にとって必要な栄養分です。
脳はその性質上刺激を避けようとする半面、
刺激を求めてもいます。
問題はそのバランスなのです。



脳はすごく複雑でありシンプルです。
全てを司り結果の根本的な原因になります。
でも、あまりに自然にありすぎて
その重要性を忘れられる存在でもあります。



そんな脳には、大枠で言えば2つの回路があります。
「感情の回路」と「思考の回路」です。
このダブル・サーキットを上手く活用して
最高のパフォーマンスに繋げることが重要です。



どちらかだけを回し続けても
へばってしまいます。
得られる結果も中途半端です。
完璧を目指すには
この2つをフル回転させる必要があるのです。



ただし、この2つは同時には回りません。
1度に回せるのは1つのみ。
感情が優位に立てば思考はうまくできず、
思考している間は感情は控えめです。



ただし、人間の性質上脳は刺激に対して
「感情の回路」にすぐスイッチを入れたがります。
自動的にオンになってしまうのです。



逆に「思考の回路」は意識しなければ
スイッチを入れることはできません。
また、自分の意志で拡張できるというのも
「思考の回路」だけです。



自動的にオンになる「感情の回路」は
放っておいても回るため、
こちらの回路ばかり使うようになってしまうと、
「思考の回路」へのスイッチの入れ方を
忘れてしまいます。



むしろ、回したい時になっても
回路そのものが活用に足らなかったり、
スイッチを入れることすら億劫になる。



人間は「感じる」と「考える」のバランスが重要です。
感じるばかりの「反応型」は
外的要素に振り回されるだけになってしまいます。



常に考える習慣を持ち
「思考の回路」を好きな時に十分活用できるよう
準備しておきましょう。


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