2014年8月9日土曜日

世界はきっと、もっと広い!



人一人の世界観なんて、
意識してないとこんくらい小さいんじゃないかと。
実は見えないけど
世界はすんごく広いんです。


昨日生徒さんに言われてハッと気付いたことがあります。


世界は絶えず進歩してますよね。
でも学校で教えられる内容は何十年も変わらない。
新しい技術、新しい発見は
把握しきれないほどあるのに、
学校で教えられる量は変わらないんです。


理屈で考えるんなら、
学校の教科書は時代に応じて
どんどん分厚くなるはずですよね?


ということは、
学校教育で教えられる勉強内容では
全く現実問題に対処できないってことなんです。
圧倒的に知識量が追いついてないんです。


勿論、物理的に難しい話じゃあります。
高々小中学生に、高校生に、
今の倍教えられるか?となると答えはNO。
授業についてこれない生徒続出です。


教科書を毎年刷新し続ける手間も費用も
かなり掛かるでしょう。
教える先生の負担も膨大です。


つまりシステム上仕方のないことなのかも知れません。
でも、意識すべきことでもあるという意見です。
勉強している内容は時代と大きくかい離し、
その量も全然足りてないんだよと。


今、日本の教育事情は確実に崩壊に向かっています。
一つは上のような事情によってです。
全然現実に対処できるような十分な教育が
施されていかない。


センター試験が廃止され到達度テストが導入されるようになれば
なおのこと悲惨です。
逆転が利かない仕組みだからです。


今の入試制度は結構理にかなっています。
一発勝負は不公平でもなんでもないんです。
それをわざわざ継続的な到達度で測ると言う。
これは「最後の追い込み」を許さない制度なので、
ある時点で志望校の合格ラインに足りてないなら
早々に諦めるしかない制度です。


必然的に勉強を軸に据えざるを得ない仕組みとなります。


また、昔から続く偏差値教育や
内申書を人質に取った恐怖政治もなかなかなくならず、
画一的な教育システムの中で、
落ちこぼれ(成績不振者)も
吹きこぼれ(成績優秀者)も放置されて、
授業や指導は中間的な能力の子どもたちに合わせられます。


進学校に行けば行くほど上位層に合わせられ
落ちこぼれを量産。


educate本来の「引き出す」の要素が
どこかに忘れられてしまったまま、
「勉強とは何か」も知らない大人が教壇に立つ。


しまいには「学歴と仕事の能力は関係ない!」なんて
偏った思想が各地で叫ばれ始めて、
見えかけていた勉強の意味まで奪っていくわけです。


不満たらたらですみません。
しかし私は
それくらい今の状況が日本の危機だと思うのです。


ちなみに、本当に学歴と仕事の能力が関係ないのか、
日本の企業ランキングトップ40に関して、
その会長、社長さん方の学歴を調べてみました。
結果はブログの方に掲載しています。
http://landsconsultingco.blogspot.jp/2014/08/40.html


この調査自体は表面的なもので、
単なるデータです。
何と言うことはありません。


でも、学歴と能力は相関することもあるし、
しないこともあるという話です。
「努力は実る」と同じくらい曖昧な言葉で、
業界によって全く事情は違うのだから
十把一絡げに言える“事実”ではありません。


特に学歴の高い人たちは裏方にまわるため
見えづらいということもあります。
現場でバリバリという感じではない場所で
活躍されることが多いんです。
目立たない。


学歴の高い大学にも頭の良い人悪い人いるし、
学歴的に低いと言われる大学にも
頭の良い人悪い人がいるだけの話です。
学歴の高い大学の出身で頭の悪い人と
学歴の低いと言われる大学の頭の良い人を比較したら、
後者の方が力があったということなんです。


得点力があっても学力が低い人もいるし、
得点力はあえて放棄している学力の高い人もいる。


当然中卒高卒で社長さんされている方は沢山いらっしゃいます。
ただ、社長になること自体は難しいことではありません。
お金を払って手続きを踏めば誰でもなれます。
問題はその会社をマネジメントしていけるかどうかです。


この部分は今の俺には偉そうに語る資格はないけれど、
学歴を手にする際に培った学力は武器だと思っています。
自分の強みをどう活かすかはその人次第。


以前週間少年ジャンプで連載されドラマ化された
『Rookies』の中で川藤先生が言っていたように、
「一部を見て全体を評価し」ないことが
大事なのではないでしょうか。


決めつけてしまわずに、
常に他の可能性があるかもという余地を残す。
所詮小さな人間一人、全て見えるわけではありませんから、
シンプルに考えつつも
シンプルな答えにまとめてしまわずに、
広い世界の複雑な物事をそのまま受け止めることも
人生を楽しむ秘訣かもしれません。



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