2014年8月31日日曜日

代ゼミ、問う。。。【※※※過激論につき閲覧注意※※※】



代ゼミ、不動産業に転身??
http://topics.jp.msn.com/wadai/cyzo/article.aspx?articleid=5638419


代ゼミさんが不動産業に転身なさるという話ですね。
確かに校舎立地はイイんで、価値は非常にありそうです。


それはそれでいいのかなと思ったりします。
代ゼミさんにとっては教育ビジネスですから、
風向きが悪くなれば自分の強みに集中して
状況を立て直すというのも経営判断です。


ただ、この記事に登場する業界関係者の発言が
ちょいちょい気になりますね。


「学生に偏差値を付けることが予備校の1つの存在意義」


意味が分からん(汗)


そう言えば、
先日学習塾にテキスト卸している会社の
営業マンさんと話した時に、
どうしてバーコードとか値段が書いてないのか尋ねたら


「塾がお客さんに言い値で売れないと困るじゃないですか~。
テキスト販売は塾の収入源でしょ?」


とか普通に言われて引いた(汗)


塾業界の人間がこういう神経でサービス業やってるから
ダメなんだろうなと思ったりします。


塾関係者の人たちって、
授業やったりテキスト売ったりするのが塾の仕事だと、
本当に思ってるんだろうか?


確かに以前働いたことのある塾はどこもそうでした。
生徒の将来よりも実績伸ばしてお金出させて、
儲けてなんぼ。
でも、お客さんもお客さんで
ブランドや実績で塾選ぶんだから、
仕方ない流れじゃありますよね。


親御さんからしたら塾に子ども行かせておしまい。
子どもたちじゃ自分の受けている
サービスの良し悪しは判断できない。
だから、どんなカオスってるように見える塾にも
ブランド効果で人が集まる。
必然です。


仮に表面的に見て
代ゼミさんが塾業界で一人負けしたのも、
塾経営のやり方が影響しているのだとしたら、
得意な不動産業に転身するのも全然アリなことです。


でも、ここで多くの塾関係者の方々にも
是非気付いてほしいですよね。
本当に自分たちが提供すべきものが何かを。
自分たちが子どもたちに教えるべきことは何かを。


今、この業界は変わるべき岐路に立っていると思います。


無料授業の動画配信サービスも充実し、
モバイル端末の進化で場所を選ばなくなった。
イイ授業はそこらじゅうに溢れ、
今や講師がタレント業で注目を集めて生徒集客。


色々な価値観がカオスです。


子どもの数は減ってるのに、
塾の数は右肩上がり。
大学全入時代に突入し学力は二極化。
そこに若者の就職難が重なり、
勉強不要論まで出てくる始末。


どれだけ大人が勉強の意義を知らないまま
子どもたちに強制してきたが露呈されてます。


もはや勉強への意味も見出せぬままの義務教育。
子どもたちにとっては奴隷生活みたいなものでしょう。


「いやいや、学生生活は部活やイベントがあるし、
勉強以外の要素も沢山あって大事だ!」


刑務所と同じ発想です、それ(汗)
縛ってばっかりじゃダメだから気分転換を、て。


社会生活を学ぶ場ですか、学校って?
友達できて良かったね?


目を覚ましてほしい。
本当にやりたいことは何なんでしょうか!?
もう限界にきていることは目に見えているはずです。
友達なんてどこででもできます。
要はどんな友達に恵まれたいかでしょう。


社会生活を学びたいなら
余計学校みたいな箱モノにいてはいけない。
外へ出なきゃ。


子どもたちを育てる気がないなら、
そもそも学校という存在自体の意義はない。
学校が要らなければ予備校も要らない。


学校にできないことを民間が補うのが
本来の塾業界の存在意義です。
偏差値付けたり得点力の養成をすることじゃない。
イイ授業やって勉強させるのも一つだけど、
学力を付けさせてあげるのが
俺たち大人の役目じゃないのか??


点数を競うような勉強なんてそもそも生き方の一つだ。
全てじゃない。
でも得られるものもまた大きく貴重だし、
やらなかったリスクは大きい。
そして生きるための“勉強”は一生続く。
続くというか自然にそうなる。


学ぶことを止めた人間に優しくいられるほど
今の社会に余裕はない。
皆必死なんだ。
だから学力というものが今まで以上に重要なんだ。


今回の代ゼミさんの動向を
単なる“敗者・代ゼミ”とするのか、
リアルな社会における経営的判断と見るのか、
それは自由ですが、
この報道から何も学べないようなら
もはや教育業界にいる意味はないでしょう。
考えなくちゃいけない、このことの意味を。


日本の教育、日本の塾業界。
騙し騙しでやってこれたのも限界にきてます。
本当にこのままでいいの??
ダメです、絶対。




熊本の塾『ブレイクスルー・アカデミー』

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