2012年11月22日木曜日

スポーツ選手の“アレ”が効く!


「未来が暗いと現在が暗くなる。墜落を知った飛行機の乗客を考えれば、よくわかろう。」
高森顕徹(『なぜ生きる』)


潜在意識にダイレクトにアプローチできないのなら、
潜在意識に影響を与え得る「A」にアプローチしよう、
という発想で話をしていました。
問題は、Aとは何かです。


脳の構造に立ちかえってみると一目瞭然です。
意識も潜在意識も脳で作られます。
そして潜在意識とは記憶の集積であり、
ある種の本能であり、深層心理です。
そこに影響を与えられるものがあるとするなら、
それは“イメージ”なのです。

キミは夢を見たことはありませんか?
楽しい夢でも怖い夢でも良いのですが、
何かしら見たことがあるはずです。
さて、その夢ですが、
ものすごくリアルじゃなかったですか??
めっちゃリアルですよね(汗)
リアルすぎて、
たまに現実と夢がどっちがどっちか分からなくなる
ってことありません??
あれスゴイっすよね~


で、ですね(笑)
それくらい脳は
起こってもないのにリアルに感じてしまうものなんです。
つまり、イメージの臨場感が強いほど、
脳は影響を大きく受けてしまうということなんです。
もっと言えば、それが現実なんだと認識してしまう。


ということは、スポーツ選手がイメージトレーニングをする、
それも実はかなり理にかなった方法であって、
イメージがそこに臨場感を持たせられるくらい
精密な(詳細な)ものであれば、
脳はそれを“現実”として認識してしまうということなんです。


さらに、この現実として誤認するレベルまで行ければ、
意識が「いや、これは現実ではない」と分かったとしても、
潜在意識の方がもう、
それを現実だと感じてしまうようになります。


その結果、最初は意識的に記憶を作り、
それを何度もイメージしているだけだったのに、
それがあまりに詳細なイメージのために
だんだん臨場感を増していき、
最終的には“現実”として潜在意識に誤認されることによって
本当の現実を引き寄せる基になるというわけです。


潜在意識は、それが誤認であろうがなかろうが、
自分が行きたい(生きたい)方向に突き進みたい「本能」なので、
意識がたとえ変わらなくても、
潜在意識が勝手にやるべきことの方向へ
意識を引っ張って行ってくれるようになります。
これが「嫌いな勉強を好きになるプロセス」です。


さぁ、それでは次回、
「潜在意識を変える目標の持ち方」
についてお話しましょう☆


勉強を攻略せよ。



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