2013年7月13日土曜日

『真夏の方程式』に学ぶ善因善果、悪因悪果


『あり得ない?・・・聞き捨てならないな。』
湯川学


出来事には必ず原因がある、
というのが湯川さんの口癖です。
何のきっかけもなしに起こる現象など
存在しないという意味です。


確かに、
種も植えていないのに
野菜ができたり木が生えたりはしませんよね。
マジックにだって何かしらのタネがあるはずですし、
何の因果関係も存在しないところに
現象が単体で存在することは
現在証明されている物理学の世界では
“あり得ない”とされています。


さて、タイトルに挙げたフレーズは
仏教の言葉の一つです。
意味は文字の通り
「善い原因には善い結果がついてきて、
 悪い原因があれば悪い結果になる」
というもの。


合わせて言われていたのは
大根の種を植えても人参はできないですよね?
というものでした。
確かに(笑)


問題は、これを逆に捉えているのが
ガリレオこと湯川准教授の言葉なんです。
つまり結果があるなら原因があるのだから
逆に辿っていけば真実に辿りつくはずである
というアプローチです。
この発想は実は超重要なんですね。


勉強に関しても同じ発想が必要です。
つまり、頑張った先に結果があるわけではなくて
欲しい結果のためにどう努力するか
ということです。


これまでの勉強法というのは
そのほとんどが結果論ばかりでした。
根性論で「やればできる」とけしかけては
その頑張った先の結果を重視する。
しかしここには大きな落とし穴があって、
そもそもその努力は善因なのか悪因なのか
という吟味が欠けていたんです。


だからこれから成績を上げたいと思うのなら、
まずは「どれくらいの成績を出したいのか」を
最初に明確にするべきです。
そしてその結果を出すためには
今の勉強法をどう変えなくてはならないのか。
それを吟味するのです。
これだけでもキミの勉強法はガラっと変わるはずです。


安東「さぁ、キミも成績優秀者になれる!」
キミ「え~そんなのあり得ないよ~
   自分がそんな風になれるわけないじゃ~ん」
湯川准教授&安東
   「あり得ない?・・・それは聞き捨てならないな。」

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