『常識のある人は、自分を世間にあわせようとする。
ジョージ・バーナード・ショー
「クレイジーパワー」というフレーズが付いて
すごく強烈なインパクトのある本ですが、
一見の軽さとは裏腹に結構読み応えありです(笑)
“クレイジー”という言葉自体が
最近褒め言葉として引用されることが
非常に多くなってきたように思います。
おそらく、現在の閉塞的で停滞した世の中を
誰かに叩き壊して欲しい!という潜在的なニーズが
そういう風潮を生み出しているのではないでしょうか。
先ごろまで大阪の橋下知事が注目を浴びていたのも
改革勢力としての期待があったからでしょう。
常識に縛られるのではなく、
私たちを縛るような常識に異を唱える
勇気ある行動者が求められています。
さて、しかしどんなに行動を起こす者が増えたとしても、
彼らが環境を変えるまでにも壮大な時間が掛かるでしょうし、
その環境の中で自身が影響を受けて変わるまでにも
相当な時間が必要なはずです。
つまり
①行動者が現れるまでの時間
②行動者が環境を変えるまでの時間
③環境がキミを変えるまでの時間
という3つのタイムラグが確実に発生するわけです。
他力本願で功を成すのは速効性に欠けそうですね。
できれば別のアプローチが欲しいところ。
そこで、何事もまず原点回帰を考えてみると
打開策が見つかるものです。
灯台下暗し。
自分のケースを常識と当てはめてみたときに
もし両者がズレるようなら、
それは「自分がズレている」ではなく、
「常識がズレている」と考えてみて下さい。
常識とは実際あってないようなもの。
得体の知れない目にも見えない常識と自分自身と
どちらが重要度が上なのか。
明らかに自分です。
だったら自分ベースで物事を考えなければ
そもそも自身の問題を解決できるはずがありません。
常識ベースで考えるから
解決すべき問題そのものをねじ曲げてしまう。
だからますます答えが見つからない。
一方、自分のことは最も分析しやすいものですから、
解決策も自己分析ありきで吟味する方が
よっぽど即効性があるのです。
特に「真面目」と呼ばれる方は要注意。
自己分析ができてもやっぱり
常識に自己を当てはめようとしてしまうはずです。
波風立てるのはストレスを伴いますが、
そのリスクを負わない限り
現状を変えることはできません。
別に犯罪を犯すわけでもありませんし、
誰が言いだしたか分からないような“常識”に
振り回される必要もありません。
キミの常識はキミだけのものなのですから。
さぁ、恐れず非常識な発想に足を踏み込んでみましょう。
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