2013年7月24日水曜日

『任侠ヘルパー』でRASを学ぶ



『お前もただのジジイか。がっかりだぜ。』
翼彦一


最近夜な夜な『任侠ヘルパー』観てます(笑)
これ本当に斬新ですよね!
「やくざ」と「介護」ですよ!?
この組み合わせの斬新さは面白いww


フジテレビ系ドラマ『任侠ヘルパー』
企画は後藤博幸氏、脚本は古家和尚氏。



「やくざ」と「介護」を繋げた発想の斬新さは
一体どこから来たのでしょうか。
本来繋がることのない2つのキーワードを
繋げた上でドラマとして体を成しているという事実を

何となくではスルーしてしまいそうですが、
これは結構凄いことだと私は思います。
まず常識では思いつかない。


本来ならその2つのキーワードは繋げるにも無理があります。
もし「そんなの無理だ」と思えば

このドラマほどの融合はあり得なかったはずです。
「できる」と思ったからこそ

発想が広がり、世界ができた。


思考には見えないブレーキがあります。
このこと自体は以前も何度かお話しました。


ただ、じゃあブレーキをON/OFFするスイッチは?
という話をあんまりしていなかったと思うので
ここで明かしておきましょう。


それは「無理」「できる」の意識の差です。

意識は認識を左右し、認識は思考を左右します。


ちょっと難しいので例を挙げると、
私のオフィスにはある箇所に隠れミッキーがあります(笑)
それも大量にww


でも、オフィスに入ってきたばかりの人はもちろん、
「この部屋に隠れミッキーがあります」と伝えた後の人も、
それを聞いて探し始めその箇所の目の前に来た人ですら、
そのミッキーの存在に気付かない場合があるのです。


これは、たとえ目の前にあっても
意識しなければそれに気付けない分かりやすい事例でしょう。
これは「意識して見ないと脳が認識しない」
ということでもあります。
脳が「そこにそれがある」と思えるのは
意識して見た対象に関してだけなのです。


例えば「チャンスがあればな~」
なんて言っている人がいますが、
そういう人はたとえ目の前にチャンスが来ても
気付かない人だと言えます。
なぜなら、チャンスとは「やって来るもの」ではなく
すでに目の前にあることの中から「気付くもの」だからです。


このように、同じものを観ていたとしても
本当に大事な情報ほど

意識している者にしか気付けません。
そして気付けたもの、
認識されたものが思考の材料となります。
考えるためには情報が必要なのです。


さらに言えば、思考が行動を決めます。
あそこに行こう、あれをしよう、
そう思考できたものに行動が後付けで実現されるはずです。


ということは、もし思考が行動を制約するなら、
その前の段階で

意識を変えて認識を変えねばなりません。

そこで知っておくべきなのが
私たちの脳の特性のひとつであるRASです。

RASとはReticular Activating Systemのこと。
自分にとっての重要度に基づいて、
遮断する情報と受け入れる情報を分ける、
フィルター機能を果たすものです。



このフィルター機能が脳に備わっていることを
知っているかどうかだけでも、
思考のブレーキは外れ
行動を変えられるのではないでしょうか。


と、なんだか『任侠ヘルパー』から
大真面目な話になってしまいましたが(笑)
何事にも学びが潜んでいるものです。
是非キミも
目の前のチャンスに気付いてあげて下さい。

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