2013年10月24日木曜日

お金、お金、お金、そしてリアル


『どうしてもリスクを負うのは嫌だという人は、仕方がない。プロフェッショナルになるのは諦めて、この国と心中してもらうほかない。』
大前研一

結局は本気の人しか報われないのがこの世界です。
頑張らない人にお金を出したい人はいないし、
頑張っても結果を出せない人もお金はもらえません。


お金が全てではない、と言う人もいます。
しかし本来ならば
そう言えるのはお金を持っている人だけです。
お金がないのにそんなこと言う人は
頑張らない自分を正当化したいだけでしょう。


どんなにキレイごとを並べても
お金がないと生活できません。
お金をもらえる人間になるためにも
親は子供に勉強を強いているのではないでしょうか。
親が望むのはいつも子供の幸せです。


ただ、幸せになるためにはお金が要ります。
日常に不安や不満があるうちは
幸せにはなりにくいでしょう。
お金よりも大事なものはたくさんあるけれど、
お金ほど生活を左右するものも
多くはないはずです。


以前私の生徒で
「馬鹿でも生きていけるっしょ」
なんて言っていた子がいましたが、
きっと今の日本じゃ
そんな風に考えている子が多いんだろうなと思います。
多くの人が「何とかなる」と思っている。


「何とかなる」という発想自体は良いんです。
問題は、努力が伴わなければならない点。
何も頑張らずに気持ちだけあっても
何とかなりようがありません。


そもそも「馬鹿」とは一体何か。
「馬鹿」とは知識のない者ではありません。
学ばない者のことです。


ただし、勉強しない者のことではありません。
学びとは勉強とイコールではない。
勉強じゃなくても学びがあれば
必ずその学びは誰かに貢献します。
でも、学びそのものがなければ
価値に転化されるものがありません。
人は「価値」にお金を払うものです。
だから私たちは「価値ある人」に
ならなければならないのです。


勉強がすべてではないという価値観は
お金がすべてではないという価値観と
言葉以上の意味で似通っています。
頑張らない自分の隠れ蓑です。


それらしいことを言って逃げる。
勉強よりも大事なものがあるのは
疑いようもない事実です。
お金よりも大切にすべきことも
世の中に溢れています。
が、それらを大事にするためにも
勉強が必要でありお金が要るのです。


リアルに考えましょう。
リアルを知りましょう。
感覚でモノを言ってはいけない。
キミはリアルを生きているのです。
これはゲームの世界ではない。


リアルに考えましょう。
リアルを知りましょう。



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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