『努力の成果なんて目に見えない。でも、紙一重の薄さも重なれば本の厚さになる。』
君原健二
キミには夢がありますか?
今ない方はそれでもいいんです。
でも、夢を探す努力と夢を叶える責任は
是非全うして下さい。
キミを待っている人がいるからです。
つい最近、母が入院することになりました。
手術も2度行われ、
無事2週間程度で退院できるとのことです。
やっぱり医者ってすげぇなと思いました。
でも、医者はもともと医学部生です。
そして医学部に来る前はどこかの高校生。
もっと前は中学生です。
彼らのほとんどは
学生時代に勉強を賢明に頑張った子どもたち。
今の私の塾『ブレイクスルー・アカデミー』にも
医学部を志望し勉強に励む子もいます。
彼らがいつか夢をかなえ
何千、何万という人を
その生涯で救い続けていくことでしょう。
そう考えると、
目の前のこの子たちが今頑張ることの重要さが
リアルに感じられました。
キミには代わりはいません。
キミがもしどこかで夢を諦めたら、
キミに救われるはずだった人が
救われないかも知れません。
それがキミの大切な人かも知れない。
キミの大切な人を救えるはずの人が
もしどこかで挫けてしまったら、
その人は救われないかも知れない。
夢が変わっていくのは良いんです。
その夢を達成しさえすれば。
これは大げさかも知れませんが、
人には何か使命があるのかも知れないなと思いました。
患者さんのために医学を必死に勉強し実践する先生方。
でも私にはそんな真似はできません。
きっと次から次へと患者さんを診察したり、
手術をしたり、
研究をしたり、
時には夜通し処置しなければならないこともあるでしょう。
睡眠時間は削られるし、
プライベートも満喫しきれないかも知れません。
本当に凄い存在だな~と思います。
人の命を“サポート”してくれるのですから。
半端な覚悟ではできませんよね。
私にはそんなことは正直無理です。
できません。
でも、その代わり私は
教育という分野ではいくらでも頑張れます。
夜中にこっそりチラシ撒きに行ったり、
資料作りに何時間もPCの前で作業したり、
数学や英語や物理や何やらを
いまさらでも再度勉強することもできます。
もともと医学部志望でしたし、
実際に医学部に通っていた私ですが、
私に医者という仕事が到底できないからと言って、
努力したくないという意味ではありません。
努力を向ける方向が違うという感覚です。
とにかく、
医者になるべき使命を帯びた人や
人を育てるという使命を帯びた人、
映画を創るという使命を帯びた人や、
服を創るという使命を帯びた人など
人は生まれたときにそういうものを持って
生まれてくるのかも知れないということを、
本気で信じたくなる今日の経験でした。
テーマパークを創り世界に魔法をかけた
ウォルト・ディズニー。
彼が亡くなったその年に
iPhoneで世界を爆進させたIT界の申し子
スティーブ・ジョブズが生まれました。
ここだけを見ても、
何か運命めいたものを感じざるを得ません。
どこかで彼らに変わる命が
育まれているかも知れませんし。
そうやって歴史は紡がれて
時代といううねりになっていくんですね。
さぁ、キミの使命は一体何なんでしょう。
もしどこかの瞬間でそれに気付いた時、
こう口にしてみて下さい。
「私の代わりはいないのだ」と。
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