2015年5月14日木曜日

どう暗記量を“減らす”か

中学の時までは
丸暗記でも何とか対処できたことでしょう。


しかし高校に入って一転。
完全に丸暗記タイプは苦汁を舐めさせられ
下位に転落していきます。


その理由は暗記量の膨大さ。


中学と高校の暗記量の比較は
2倍3倍では利かないでしょう。
中学レベルの知識で
四苦八苦していた人にとっては、
高校レベルになって
さらに暗記量まで増やされれば
完全にお手上げです。


しかし、ここでの発想は意外とシンプル。
そう、暗記量を減らすことを考えればいいのです。


人間の脳は15歳で切り替わると言われています。
それまでは吸収優先だった脳の回路が
手持ちの情報をベースにした
理解や思考を優先するようになるのです。


すると、今までできた暗記量が
同じ負担では達成できにくくなります。
勉強法も切り替えねばならないわけです。


そこで考えるのが
脳の機能変化に合わせて
暗記量を減らし
理解や思考を軸にするというもの。


数学で例を挙げましょう。


例えば
a^m×a^n = a^(m+n)
という公式があります。
a^mとは「aのm乗」の意味です。


すると、これを公式として
暗記しようとする人がいます。
でも、実際にこれを問題で使う時には
丸暗記では不便です。


というのも、似たような公式に
以下のようなものがあるからです。


(a^m)^n = a^(mn)


すると
①a^m×a^n = a^(m+n)
②(a^m)^n = a^(mn)
と書かれると、もう混乱です。


スピードが重視される計算過程で
どっちがどっちだっけ?
みたいなことが頻発します。


これを物量戦でゴリゴリ解いて
身に付けてしまえ!
というのもアリなのですが、
少し時間が開くと
また頭の中で曖昧になってくるものです。


こういう公式暗記が100も200もなったら
ちょっとお手あげですね。


では、こういう事態にどう対処すればいいかと言うと
理解して憶えてしまうのです。
公式自体を忘れても
思いだせるようにしてしまえばいいので、
そのためには

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

過程を理解する

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ことを意識して下さい。


例えば先ほどの例の公式ですが、
a^m×a^n = a^(m+n)
というのは、そもそも
aをm個掛けあわせたものと
aをn個掛けあわせたものの積
ですから、
結局はaが(n+m)個掛けあわされていると分かります。
だからa^(m+n)になるのです。


一方「(a^m)^n = a^(mn)」の方は
a^mをnセット掛けあわせるわけですから、
aがm個掛けあわされたものをnセットで
n×m (= nm)が出てきます。


こうすると、
公式自体を忘れても理屈で思いだせるのです。


これは問題数をこなして覚える
丸暗記物量戦略よりも
はるかにコストパフォーマンスの良い
暗記方法です。


高校のレベルになると
かなり知識そのものの複雑さも
その暗記必要量も増えるので
どう効率化させるかが鍵です。


この発想は英語にも
理科にも社会にも活かせるので
是非活用してみて下さい。



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