2015年5月20日水曜日

反応するのではなく考えろ!

最近ネットニュースなどで話題になったものが
テレビのニュースで取り上げられる事例が
増えています。


というか、最近のニュース番組も
本当に質が落ちました。
見ていてもイライラするほど
同じ内容の繰り返し。


前の日にもうネットで見たよ、
というネタが
最新ニュースとして流れています。
そして同じ内容を
繰り返して時間を稼ぐ。


そんな中でFBでもよく見かけるのが、
考える力をなくした反応大衆の姿です。


例えば先日話題に挙がった
「ゲームを壊させる親の動画」。


このネタは勿論FBでも流れてきました。
そしてそこには多くの方のコメントが並びます。
するとどうでしょう。


・こんな仕打ちは許せない!
・これは子どもの心を壊す行為だ!
・別にどっちでもいいんじゃない?
・しつけの一つでしょう。
・こんなことしたら親がそのうちカチ割られるわ


など多くの感情的コメントが並んでいました。
確かにこういうネタは感情を刺激します。


さらに本日挙がっていたのは
「教師いじめをする生徒たち」。


これもまた数多くの
感情的コメントのオンパレードでした。


こういうのを見るたびに本当に愕然とするのは、
考える前に反応してしまっている姿です。


こういう動画記事にコメントする方々は
この動画だけから判断し評価しコメントします。
すると上のような直感的なコメントになるわけです。


でも、大事なのは
こういった表面的な情報ではなく
背景(コンテキスト)でしょう。


一体何がこんなことを引き起こしたのか。
その事情も知らない人たちが
これは悪い、これは酷い、
これはおかしいと言っているのですから、
読んでいてゾッとします。


こんな風に感情的に反応しているだけのコメント大衆も
結局はその動画に映っている者や
それをアップしているような者と
同じレベルなんじゃないかと思うのです。


ゲーム機を子ども自身に壊させる行為や
教師に暴力をふるっている生徒の行為は
明らかに悪いことでしょう。
そんなことは誰が見たって分かります。


問題は「それまでに何があったのか」
「何がそんなことをさせたのか」なんです。
そこを考えることなく
反応してしまっている時点で、
私はちょっと待った!と言いたい。


何かが起きるには理由があるんです。
原因がある。
まずはそこに目を向けませんか?


勿論、この動画について議論しよう
という話ではなく、
自分の身に何か起きた時、
あなたの周りで何かが起きた時、
感情に呑まれて反応するだけの大人にならず、
ちゃんと冷静に思考できる
落ち着いた大人になってほしいと願います。


そうすれば、
きっとこの世界から戦争がグッと減るでしょう。


一歩踏みとどまって考える。
この数秒が平和への近道だと思います。

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